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こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店です。

「誰かを傷つけてしまったのでは?」
「事故を起こしたのではないか?」
「自分の行動で迷惑をかけたのでは…」

こうした不安が繰り返し頭に浮かび、何度も確認を繰り返してしまう。
それは「加害強迫」と呼ばれる状態かもしれません。
確認しても安心できず、日常生活に大きな負担を感じている方が少なくありません。

加害強迫とは?

加害強迫は、実際には起こっていない出来事を「自分が引き起こしたのではないか」と不安になる特徴があります。代表的には以下のようなケースがあります。

不安が高まると、確認行為が増えたり、家族や周囲へ繰り返し確認を求めたりしてしまうこともあります。
最初は安心するための確認でも、次第に「確認しても安心できない」という悪循環が強まってしまうのが特徴です。

当センターでのカウンセリング支援の考え方

当センターでは、加害強迫のご相談に対し認知行動療法(CBT)の考え方をベースにサポートしています。
「いきなり不安なことに挑戦する」わけではなく、安心して取り組めるよう段階を踏んで整理していきます。

① 状況の整理・可視化

まずは以下を整理していきます。

これにより、ご自身の不安や行動の「仕組み」を可視化し、悪循環の流れを一緒に確認していきます。

② 確認・回避・巻き込み行動の見直し

確認の繰り返しや、家族・同僚への巻き込み依存を少しずつ整理し、現実的で負担の少ない対応を目指していきます。
いきなり全部をやめる必要はなく、ご本人のペースに合わせます。

③ 考え方の整理(認知の整理)

加害強迫では「万が一を想像し続けてしまう傾向」が強く出ることがあります。
そのため、事実と仮定を整理しながら

などをご一緒に整理していきます。

④ 必要に応じた曝露練習(ERP的要素)

状況によっては「確認を控えて様子を見てみる」練習を行うこともあります。
ただし、無理に進めることはありません。ご本人の希望と状況に合わせて、一緒に進め方を考えます。

⑤ 頭の中の確認(メンタルチェッキング)にも注目

加害強迫では「実際に確認する」だけでなく、「頭の中で何度も振り返って確認する」ことが大きな負担となることもあります。
カウンセリングでは、こうした心の中の確認に気づき、少しずつ手放す工夫もお手伝いします。

よくあるご相談(Q&A)

Q. 無理に怖いことに挑戦させられるのでは?
A. そのような進め方はしません。安全性と納得感を大切に、ペースを相談しながら進めます。

Q. 医療機関に通っていなくても相談できますか?
A. もちろん可能です。状況により医療機関と連携が必要な場合はご提案も可能です。

Q. 家族のみの相談は可能ですか?
A. ご本人が相談に来られなくても、サポート方法を整理するための家族相談もお受けしています。

Q. 期間や回数はどのくらいかかりますか?
A. 個人差はありますが、おおよそ10回前後で一区切りとなることが多いです。無理のないペースで進めます。

📌 お問い合わせ・無料相談はこちら

認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店

https://tokyo.cbt-mental.co.jp/

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