はじめに：東京・品川の皆さまへ

こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店です。
大型連休や夏休み、冬休みなどの休暇明けに、お子さんが「学校に行きたくない」「お腹が痛い」「気持ちが重い」と感じることは少なくありません。

これは特別なことではなく、多くのお子さんが経験する自然な反応です。
この記事では、なぜ休み明けに登校がつらくなるのかを3つの理由に整理し、それぞれに「休暇中にできる工夫」と「休み明けにできる工夫」を組み合わせてご紹介します。東京・品川での日常生活にも取り入れやすい工夫をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

1. 学校に行きたくなくなる3つの理由と工夫

1-1. 楽しい休日とのギャップ

どういうこと？
休みの間はゲームや旅行、家族との時間など「自由に過ごせる時間」が増えます。
ところが学校が始まると、早起き・授業・宿題といった「決まったルールのある生活」に切り替わります。
この “自由から規則への急な切り替え” が子どもにとって大きなストレスとなり、登校をためらう気持ちにつながります。

休暇中にできる工夫

• 1日のうち少しだけでも“学校に似た習慣”を残しておく（例：10分だけ勉強、翌日の持ち物を確認）。
  
• 「休みが終わったらの楽しみ」を事前に設定する（例：週末に映画に行く、図書館に寄るなど）。
  

休み明けにできる工夫

• 登校前に「切り替えの合図」を作る（音楽を聴く、朝日を浴びる、深呼吸するなど）。
  
• 「帰ったら好きな本を読む」「おやつを食べる」など、学校後の小さな楽しみを用意しておく。
  

1-2. 生活リズムの乱れ・疲れの持ち越し

どういうこと？
休み中は夜更かしや朝寝坊をしやすく、体内時計が乱れやすくなります。
また、旅行や人との予定で疲れが溜まり「休んだのに疲れている」こともよくあります。
このまま学校が始まると、朝がつらく、体も心も重たくなりやすいのです。

休暇中にできる工夫

• 就寝・起床時間を平日のリズムとの差1時間以内に保つ。
  
• 夜更かしを連日続けない。
  
• 朝はカーテンを開けて光を浴びる習慣をつける。
  

休み明けにできる工夫

• 起きたらすぐ「光を浴びる・水を飲む・顔を洗う」で体を目覚めさせる。
  
• おにぎりやトーストなど咀嚼を伴う朝食でスイッチを入れる。
  
• 登校前にストレッチや軽い体操を取り入れる。
  

1-3. 学校に関する不安の再浮上

どういうこと？
休みの間は気にしていなかった「宿題・テスト・友達関係・行事」などが、登校直前になると一気に頭に浮かびます。
「うまくいかないかもしれない」「怒られるかも」という考えは、実際に起きていないことでも強い不安を生みます。

休暇中にできる工夫

• 「休み明けに心配なことある？」と軽く話をしてみる。
  
• 宿題や準備の不安があれば、一緒に確認して解消しておく。
  
• 心配を紙に書き出すことで、不安を客観的に整理できる。
  

休み明けにできる工夫

• 「一番気になること」を一つに絞って整理する。
  
• 「できたこと」を短くメモに残す（例：「先週の宿題を終えた」「友達と話せた」）。
  
• 校門で深呼吸する、先生に挨拶するなど“最初の合図”を決めて行動を始めやすくする。
  
• 「今日は不安です」と一言伝えられるフレーズを用意する。
  

2. 家庭でできるリラックスと気分の切り替え

• 五感を活用する
  　音楽や香りを取り入れて心を落ち着けやすくする。
  
• 小さな楽しみを用意する
  　「学校から帰ったら好きなマンガを読む」「お気に入りのおやつを食べる」など。
  
• 安心できる習慣をつくる
  　帰宅後に家族でお茶を飲む、軽く散歩をするなど、毎日決まった習慣が安心につながります。
  

3. 保護者にできるサポート

• 気持ちを受け止める
  　「行きたくないんだね」とそのまま受け止める。
  
• 具体的に尋ねる
  　「どうして？」ではなく「何が一番つらい？」と聞くと整理しやすい。
  
• 小さな頑張りを認める
  　「持ち物を準備できたね」「玄関まで行けたね」と事実を伝えて安心感を育てる。
  

4. よくある質問（Q&A）

Q1. 子どもが「学校に行きたくない」と言ったら休ませてもいいですか？
A1. 無理に行かせると逆効果になることもあります。一時的に休ませながら、つらさの理由を整理していきましょう。

Q2. 認知行動療法ではどんなことをしますか？
A2. 考え・感情・行動の関係を整理し、生活に取り入れやすい工夫を一緒に見つけます。小さな行動を試しながら気分の変化を体験します。

Q3. どのようなときに専門家に相談すべきですか？
A3. 不登校が長期化したり、強い体調不良や落ち込みが続く場合は専門家に相談することをおすすめします。

5. 東京品川店からのお知らせ

当センター東京品川店では、連休明けの「学校に行きたくない」という気持ちや登校への不安に寄り添うカウンセリングを行っています。
認知行動療法をベースに、お子さんやご家庭の状況に合わせた無理なくできる工夫を一緒に探していきます。

• 東京品川店WEBサイト：https://tokyo.cbt-mental.co.jp/
  
• LINE：https://lin.ee/26sKHRK8
  
• ご予約フォーム：https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform
  

おわりに

東京・品川の皆さま、休み明けに「学校に行きたくない」と感じるのは自然なことです。
大切なのはその気持ちを否定せず、休暇中に少しずつ準備し、休み明けに小さな行動を重ねていくことです。

一歩ずつ進むことで安心感や自信が育っていきます。
もしご家庭だけでは難しいと感じるときは、どうぞ東京品川店にご相談ください。一緒に、お子さんに合った工夫を見つけていきましょう。