2025年05月29日
- 認知行動療法
東京品川でひきこもりへのカウンセリング

こんにちは。
認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店です。
今回は、「ひきこもり」へのカウンセリング支援についてご紹介します。
ご本人が外出や相談に対して抵抗がある場合でも、ご家族の方ができる関わりや支援法があります。
ひきこもりの背景にあるものとは?
ひきこもり状態は、単に「怠けている」「性格の問題」といった単純なものではありません。
多くの場合、不安、抑うつ、失敗体験、対人緊張、過去のトラウマなど、さまざまな心理的背景が複雑に絡み合っています。
「話をすること自体が怖い」
「外に出たい気持ちはあるが、動けない」
そんな思いを抱えながら、誰にも相談できずに時間だけが過ぎてしまうことも少なくありません。
代表・岡村のひきこもり支援の実績
当センターでは、認知行動療法(CBT)をベースに、ひきこもり状態にある方やそのご家族のご相談をお受けしています。当センターの代表・岡村は滋賀県での支援現場で、若者から高齢者までの幅広いひきこもりケースに対応してきた経験があります。その中で得た知見をもとに、東京品川でも地域性に合わせた柔軟な対応を行っています。
本人が来れない場合に「家族」ができること
― CRAFTというアプローチ ―
ひきこもり支援では、ご本人がカウンセリングに来るのを待つのではなく、ご家族ができる対応を増やしていくことがとても効果的です。
そのひとつが「CRAFT(Community Reinforcement and Family Training)」と呼ばれるアプローチです。
CRAFTとは?
CRAFTは、もともとは依存症を抱える方に対する家族支援として開発された方法ですが、ひきこもり支援にも非常に有効です。
CRAFTでは、
- ご本人の問題行動を変えようとするのではなく、
- 家族が適切なコミュニケーションを身につけること
- 望ましい行動を自然に強化する関わり方
- 境界線の引き方や、自分の生活を整えること
などを重視します。
たとえば、
- 声のかけ方
- タイミングの見極め
- 小さな前進を見逃さない対応
などが含まれます。
認知行動療法との組み合わせ
当センターでは、CRAFTの考え方に加えて、認知行動療法(CBT)の視点も取り入れています。
- 家族が抱える不安や罪悪感、イライラに対するサポート
- 実際に変化があった時の対応の仕方
- 現実的なゴール設定の仕方
などを、ご家族とともに段階的に考え、実践できる形にしていきます。
よくあるご質問(Q&A)
Q1. 本人がまったく外に出られないのですが、相談できますか?
A. はい、可能です。
ご本人が来談できない場合でも、まずはご家族の方のみのご相談から始めることができます。
実際に、家族支援からスタートし、ご本人に変化が現れるケースも多数あります。
Q2. 家族が関わるだけで本当に変化があるのでしょうか?
A. はい。CRAFTなどのアプローチでは「家族の関わり方が変わることで、本人の行動に良い変化が起こる」ことが分かっています。
強制ではなく、本人のタイミングや気持ちを尊重した接し方を学ぶことで、関係性の悪化を防ぎ、変化への足がかりができるのです。
Q3. ひきこもりの状態が長く(5年以上)続いています。それでも支援は可能ですか?
A. はい。支援は可能です。
ひきこもりの期間が長い場合、本人にもご家族にも不安が積み重なっていることが多いですが、今からでもできることは必ずあります。
焦らず、小さな変化から一緒に取り組んでいきましょう。
Q4. 相談した内容が本人に伝わることはありますか?
A. 原則として、ご家族のみのご相談内容をご本人に無断で伝えることはありません。
ご家族の安心と信頼を守りながら、慎重に支援を進めていきます。
必要があれば、ご本人との関わり方について具体的なアドバイスもご提供します。
Q5. オンラインでの相談は対応していますか?
A. はい、対応しています。
東京品川県内に限らず、全国からZoom等を利用したオンライン相談をご利用いただけます。
交通の不便さや時間的制約がある方も、安心してご利用ください。
東京・品川でひきこもりに悩む方へ
現在、ひきこもりの問題は年齢や性別を問わず、広がっています。
ご家族が「どうしたらいいのか分からない」「話しかけるだけで疲れてしまう」と感じていても不思議ではありません。
本人がカウンセリングに来られない場合でも、家族だけでご相談に来ていただけます。
家族支援だけでご本人の行動が少しずつ変わっていくことも、決して少なくありません。
ご相談の流れ
- 最初はご家族のみのご相談でも構いません。
- 現在のご様子やご家庭の状況をお聞きし、支援方針をご提案します。
- 必要に応じて、ご本人の状況に合わせた対応方法や声かけの工夫を一緒に考えていきます。
オンライン相談も対応しておりますので、品川区外にお住まいの方でもご利用いただけます。
最後に
ひきこもりは、長期化するほど家族の疲労感や孤立感も深まってしまいます。
しかし、適切な支援と家族の関わり方の工夫によって、状況が改善するケースは少なくありません。
ひとりで悩まず、お気軽にご相談ください。
ご家族の一歩が、ご本人の変化のきっかけになることもあるのです。
ご相談窓口
📍認知行動療法カウンセリングセンター 東京品川店
〒141-0031 東京都品川区西五反田2丁目14-10 五反田ハイム607号室
▶無料相談・カウンセリングのご予約はこちらから(Googleフォーム)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform
認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店