2025年05月25日
- 認知行動療法
遅刻をくり返してしまうあなたへ|東京・品川でできるカウンセリングの取り組み

こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店です。
「また遅刻してしまった…」「朝がどうしても起きられない…」
そんな日々に悩みながら、「どうして自分は変われないんだろう」と苦しんでいる方は少なくありません。
私たちのカウンセリングルームには、遅刻の悩みを抱えてご相談に来られる方がいらっしゃいます。
一見すると「ただの生活習慣の問題」に見えるかもしれません。
しかし、実際にはさまざまな気づきにくい要因が、遅刻という行動に影響していることが多くあります。
遅刻には、こんな「背景」が隠れていることもあります
1. 抑うつや不安など、こころの不調の影響
うつ状態では、朝目が覚めていても体を起こすことがとてもつらく感じられることがあります。
頭では「起きなきゃ」とわかっていても、体が重く感じられ、行動に移るまでに大きな負担がかかることもあります。
また、不安が強い方では、「遅れたらどうしよう」「準備が完璧じゃないと出られない」といった思考が強まり、結果的に外出できなくなることもあります。
2. 発達特性による時間感覚や注意の偏り
ADHD傾向のある方では、時間の見積もりが苦手だったり、準備の順序を考えることに困難を感じることがあります。
また、何かに集中しすぎてしまい、出発の時間に気づかないことも珍しくありません。
「なぜ遅れたのか自分でもよく分からない」と感じることが多い場合は、こうした特性を見つめ直すことが改善の糸口になることもあります。
3. 睡眠のリズムや質の問題
眠れない日が続いていたり、昼夜逆転していたり、朝になっても寝足りないと感じる場合には、体内リズムや睡眠の質そのものが乱れている可能性があります。
夜遅くまでスマホを見ていたり、入眠リズムが不規則になることで、朝の時間帯に体が十分に目覚めにくい状態になっていることも考えられます。
4. 習慣化されたパターンの影響
毎朝ギリギリになって焦る。前日のうちに準備ができていない。朝にすべきことが多すぎる――。
そうした繰り返されている生活の流れが、結果的に遅刻につながっていることもあります。
このような場合、考え方の整理だけではなく、生活リズムや動き方そのものを見直すことが効果的です。
認知行動療法でできること
認知行動療法(CBT)では、遅刻のような行動に対して、考え方と行動の両面から整理と支援を行います。
▶ パターンの可視化
- 夜更かしした翌朝、目覚ましを止めて再度寝てしまう
- 出かける直前に「準備できていない気がする」と不安になり、外出をやめてしまう
- 出る時間なのに、スマホを見ていたら1時間経っていた
こうした出来事を「状況・思考・感情・行動」の視点で整理していきます。
▶ 小さな行動ステップの設計
- 前日のうちに荷物を準備する
- スマホの使用を寝る30分前までに切り上げる
- 出発予定時間の10分前に通知を設定する など
実行しやすい小さな行動を取り入れていくことで、無理なく生活が変わっていきます。
▶ 自分を責めない考え方を育てる
- 「またダメだった」ではなく、「今度は違う方法を試してみよう」
- 「いつもうまくいかない」ではなく、「今は難しい時期かもしれない」
そうした自分とのやりとりの仕方を少しずつ変えていくことで、気持ちの負担も軽くなっていきます。
「自分を責める前に」見直してみませんか?
遅刻の背景には、必ず理由があります。
それは、あなたのせいではなく、まだ気づけていない複雑な事情や傾向かもしれません。
「何度も直そうとしているのにうまくいかない」
そんなときこそ、ひとりで抱え込まずに、一緒に見直していくことが大切です。
ご相談はお気軽に
認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店では、遅刻や生活の乱れ、日常の困りごとに丁寧に向き合っています。
オンライン対応も可能ですので、遠方の方もぜひご利用ください。
ご相談窓口
📍認知行動療法カウンセリングセンター 東京品川店
〒141-0031 東京都品川区西五反田2丁目14-10 五反田ハイム607号室
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