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――認知行動療法による予防的カウンセリングの取り組み

職場や学校など、日常のあらゆる場面で問題になるセクシャルハラスメント(セクハラ)。一度問題を起こしてしまった方の中には、「本当はそんなつもりじゃなかった」と戸惑いながらも、深い後悔と向き合っている方も少なくありません。

私たち認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店では、そうした方々に対し、再発予防を目的とした認知行動療法(CBT)によるカウンセリング支援を行っています。

なぜ「予防的カウンセリング」が必要なのか?

セクハラ加害に関するカウンセリングでは、被害を受けた方への支援と同じくらい、加害の再発を防ぐ支援も大切です。 繰り返してしまう背景には、「悪気がなかった」「相手も喜んでいると思った」など、すれ違った認識があることも多く、そのままでは再び問題を起こしてしまう可能性があります。 また、本人も「二度と繰り返したくない」と思っていても、状況の捉え方や距離感の取り方のクセが変わらない限り、再発リスクは残ったままです。

認知行動療法によるアプローチ

CBTの考え方では、「どんなときに・どんな判断をして・どのような行動につながったのか」を一緒に振り返っていきます。 単なる反省や謝罪ではなく、「なぜそうなったのか」を整理することで、再発リスクを構造的に理解し、対策を立てていきます。

主な支援内容

リラプス・プリベンション(再発防止モデル)を活用した支援

私たちのカウンセリングでは、**リラプス・プリベンションモデル(再発予防モデル)**を活用しています。 このモデルでは、「一時的に失敗しても全体が台無しになるわけではない」という考え方をもとに、 「高リスク状況にどう備えるか」「自分の弱点に気づいたときにどう立て直すか」など、柔軟な再構築を支える介入を行います。

たとえば、仕事上どうしても異性と関わる必要がある方に対して、「関わらない」という極端な制限を課すのではなく、「どう関われば誤解や不快感を生みにくくなるか」を一緒に検討していきます。

自責だけではなく、「冷静な備え」をもつことこそが、再発防止につながります。

来談される方の傾向と多さ

東京品川店では、セクハラに関するご相談は決して珍しくありません。特に以下のような方が来談されています。

いずれの方も、「誰かに責められる場所ではなく、再発を防ぐ学びの場を探していた」と語られます。 安心してご相談いただけるよう、スタッフ一同丁寧にお話をうかがっています。


よくあるご質問(Q&A)

Q. セクハラの相談をするのが怖いのですが…
A. 当センターでは、非難や糾弾を目的とせず、あくまで再発を防ぐための前向きな取り組みを行っています。安心してご相談ください。

Q. カウンセリングを受けたら記録に残りますか?
A. 医療機関ではありませんので、記録が外部に出ることはありません。ご本人の同意がない限り、職場や第三者に情報が漏れることもありません。

Q. 自分が加害だったと認めるのがつらいです。
A. 加害という言葉の重さに戸惑う方も多くいらっしゃいます。カウンセリングでは、「なぜ起きたのか」「どうすれば避けられるか」に焦点をあて、解決に向けた視点を提供します。

Q. 家族や上司に相談していいか迷っています。
A. 信頼できる人に相談することも一つの選択肢ですが、まずは専門家と一緒に状況を整理することをおすすめしています。


再発を防ぐためにできることは、たくさんあります。 ひとりで抱え込まず、一緒に考えていきましょう。


ご相談窓口

📍認知行動療法カウンセリングセンター 東京品川店
〒141-0031 東京都品川区西五反田2丁目14-10 五反田ハイム607号室

▶無料相談・カウンセリングのご予約はこちらから(Googleフォーム)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform


認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店

https://tokyo.cbt-mental.co.jp/

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