こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店です。
うつ病は決して珍しいものではなく、誰にでも起こり得る心の状態です。統計的にも、日本人の約6〜7％が一生のうちに経験すると言われています。

「気持ちが沈んで、やる気がわかない」
「楽しみを感じられない」
「体が重く、眠れない」

こうした状態が長く続くと、仕事や学業、家庭生活に大きな支障を及ぼします。

当センターでは、科学的根拠に基づいた**認知行動療法（CBT）**を用い、うつ病からの回復と再発予防をサポートしています。CBTは「話すだけで安心する場」ではなく、実際に行動や考え方の練習を積み重ねる場であることが特徴です。

うつ病に見られる変化

心の変化

• 憂うつ感が続く
  
• 興味や喜びを感じられない
  
• 自分を責める考えが強まる
  
• 集中力や判断力が落ちる
  

体の変化

• 寝つけない、途中で目が覚めるなどの睡眠障害
  
• 食欲の減退や過食
  
• 疲労感、だるさ
  
• 動悸や胃の不快感
  

行動の変化

• 家事や仕事を先延ばしにしてしまう
  
• 外出や趣味を避ける
  
• 人との交流を減らす
  

これらが重なり合い、
「気分が沈む → 否定的な考えが出る → 行動が減る → 達成感が得られない → さらに気分が落ち込む」という悪循環が続いてしまいます。

うつ病のメカニズム：気分一致行動と気分不一致行動

うつ病を長引かせる要因のひとつが気分一致行動です。

• 気分一致行動：気持ちが沈んでいるから休む、避ける、横になる
  → 短期的には楽になりますが、活動が減り、回復の妨げになります。
  

一方で、CBTでは気分不一致行動を大切にします。

• 気分不一致行動：気分が重くても、あえて小さな行動をとる（例：5分散歩する、簡単な家事をする）
  → 少しの達成感が得られ、気分や思考に変化が生まれます。
  

認知行動療法（CBT）は「練習の場」

多くの人はカウンセリングに「ただ話を聞いてもらう場所」という印象を持ちます。
しかしCBTは、日常で使える工夫を実際に練習する場です。

• プールで泳ぎ方を練習するように、考え方や行動のパターンを練習する
  
• セッションで課題やワークを行い、それを日常に持ち帰って実践する
  
• 「やってみて変わる」を積み重ねることがCBTの特徴です
  

うつ病へのCBTのステップ

① 現状整理

生活リズム、気分の波、自動的に浮かぶ考え、避けがちな行動、身体のサインなどを丁寧に整理し、全体像を見える化します。

② 心理教育と目標設定

• うつ病の悪循環を理解する
  
• 「気分不一致行動」に取り組む意味を学ぶ
  
• 「朝5分だけ外に出る」「週に1回は人と会話する」など、小さな目標を立てる
  

③ 行動活性化

• 行動と気分を記録して関係を把握
  
• 小さなステップから挑戦する
  
• 義務と楽しみをバランスよく組み込む
  
• 生活リズムを整える工夫を加える
  

👉 気分が上がるのを待つのではなく、小さく動くことで気分を改善していく方法です。

④ 認知を整理する

• 出来事・考え・気分をシートに書き出す
  
• 「根拠はあるか？」「他の見方は？」と点検する
  
• 考えを事実と混同せず距離を取る練習を行う
  
• 柔軟で現実的な考えを選べるようにする
  

⑤ 行動実験

• 予測を立てる：「話しかけたら嫌がられるはず」
  
• 実際に試す：挨拶してみる
  
• 結果を確認する：「普通に返事をもらえた」
  
• 学びに変える：「予測は必ずしも当たらない」と体験から理解する
  

👉 行動実験は、思考を頭でこね回すのではなく、現実から学ぶ練習です。

⑥ 振り返りと再発予防

• 再発のサインを整理（例：睡眠の乱れ、自己批判が強まる、人との接触を避ける）
  
• サインに気づいたときの初期対応を準備する（例：睡眠記録をつける、10分散歩、相談相手に連絡する）
  
• 支援先やセルフケア方法をまとめ、自分専用の「再発予防マニュアル」を作成
  

東京品川店でのうつ病カウンセリングの特徴

• 認知行動療法に精通したカウンセラーが担当
  
• 対面・オンラインのどちらにも対応
  
• 完全予約制で安心できるプライベート空間
  

よくあるご質問（Q&A）

Q1. 医師の診断がなくても相談できますか？
→ はい。「うつ病かもしれない」と感じた時点でご相談いただけます。

Q2. 薬を飲んでいますが並行して大丈夫ですか？
→ 問題ありません。薬物療法とカウンセリングを組み合わせることで効果が高まりやすいとされています。

Q3. 効果はどれくらいで出ますか？
→ 個人差はありますが、週1回の面談を4〜5か月（約16回）続けることで変化を実感しやすくなります。

ご予約・お問い合わせ

認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店
住所：〒141-0031 東京都品川区西五反田2丁目14-10 五反田ハイム607号
アクセス：JR山手線 五反田駅 徒歩5分
営業時間：10:00〜20:00（完全予約制）

📞 電話：082-555-3570
📩 LINE：https://lin.ee/26sKHRK8
📝 予約フォーム：https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform
🌐 WEBサイト：https://tokyo.cbt-mental.co.jp/

まとめ

うつ病は「心の弱さ」ではなく、心理と行動の仕組みで続いてしまう状態です。
認知行動療法は、現状整理から行動活性化、認知の整理、行動実験、再発予防まで体系的に進めることで、回復と安定を支えます。

東京品川でうつ病に悩んでいる方は、ぜひ当センターにご相談ください。