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気分が大きく上下したり、エネルギーの波があると、
日常生活や人間関係のリズムが乱れやすくなることがあります。
「気分が高いときは何でもできる気がするのに、落ち込むと何もできない」
「行動や感情の波が激しく、周りに理解されにくい」
そうした“気分の波”に悩む方は少なくありません。

今回は、躁うつ(双極性)に関連する気分の波と、そのカウンセリングでの支援について、
認知行動療法(CBT)の視点からお話しします。


ご挨拶

こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店です。
当センターでは、仕事や人間関係、生活リズムなどの変化によって、
気分の波が大きくなりやすい方からのご相談をお受けしています。

「落ち込む時期と、ハイテンションになる時期の差が大きい」
「感情の浮き沈みが激しく、人間関係に影響してしまう」
「調子の良い時に予定を詰めすぎて、あとで疲れが出る」

このような“気分の波”に悩む方に対して、
カウンセリングでは、心の変化を整理し、安定した生活を取り戻す支援を行っています。


気分の波とは

気分は誰にでも上下がありますが、
その振れ幅が大きく、生活に支障が出てしまう状態を
「躁うつの波」と表現することがあります。

このような波は、仕事や人間関係のストレス、睡眠リズムの乱れ、
生活の忙しさなど、さまざまな環境要因が重なって起こることがあります。

特に、

といった状態が続くと、生活全体のバランスが崩れやすくなります。


カウンセリングで行うこと

カウンセリングでは、気分の波を“敵”とするのではなく、
「なぜ波が起きるのか」を一緒に見つめ、
波をやわらげる方法を考えていきます。

① 心の変化を理解する

気分の波がある方の中には、
「なぜこうなるのか分からない」「自分が弱いせいだ」と感じている方もいます。

しかし実際には、気分の波にはストレス・考え方・生活リズムなど
いくつかの要因が関係しています。

カウンセリングでは、


② 自分のペースをつかむ

気分の波に振り回されないためには、
「エネルギーの使い方のバランス」を取ることが大切です。

たとえば、気分が高い時は活動的になりますが、
予定を詰めすぎると後で反動が出てしまうことがあります。

カウンセリングでは、
「どんな時に頑張りすぎるか」「どのくらいのペースがちょうど良いか」を
一緒に振り返りながら、無理のないリズムを整える工夫を考えていきます。


③ 感情とのつき合い方を練習する

気分の波の中では、「怒り」「焦り」「虚しさ」などの感情が強くなることがあります。
そうした感情を抑え込むのではなく、
安全な形で扱う方法を身につけることが大切です。

カウンセリングでは、


④ 思考のパターンを見直す

気分の波を繰り返す中で、
「また落ち込んだらどうしよう」「自分は続かない」といった
否定的な思考が浮かぶことがあります。

認知行動療法では、そうした思考を「事実」と「解釈」に分けて整理します。

たとえば――

このように、考え方のクセを見直すことで、
自分を責めすぎず、現実的な視点を取り戻せるようになります。


⑤ 日常生活の安定をサポートする

気分の波を整えるうえで、生活リズムも大切です。
カウンセリングでは、無理なく続けられる範囲で、
「睡眠」「食事」「活動量」などを振り返りながら、
バランスを保つ工夫を一緒に考えます。

たとえば:

こうした小さな積み重ねが、
気分の波を穏やかにしていく助けになります。


Q&A

Q1. 医療機関とはどう違いますか?
A1. 医療機関では診断や薬の処方などを行いますが、カウンセリングでは心理的・生活的な整理を中心にサポートします。医療との併用も可能で、両方を活かすことで安心して取り組める場合があります。

Q2. どんなタイミングで相談すればよいですか?
A2. 「気分の波が生活に影響してきた」「人間関係で疲れやすい」「頑張りすぎて反動が出る」などを感じたときが、カウンセリングを検討する良いタイミングです。

Q3. カウンセリングではどのようなことを話すのでしょうか?

A3. 気分の波に影響する出来事や考え方、日々の生活リズムなどについて一緒に整理していきます。

「気持ちの浮き沈みがあるときに、どう過ごすと落ち着けるか」など、今できる工夫を一緒に考える時間になります。


お申し込み・お問い合わせ

認知行動療法カウンセリングセンター 東京品川店
住所:〒141-0031 東京都品川区西五反田2丁目14-10 五反田ハイム607号
アクセス:JR山手線 五反田駅 徒歩5分
営業時間:10:00〜20:00(完全予約制)
LINE:https://lin.ee/26sKHRK8
予約フォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform
Webサイト:https://tokyo.cbt-mental.co.jp/


まとめ

躁うつ(双極性)に関連する“気分の波”は、
努力や気持ちの強さだけでコントロールできるものではありません。
ストレスや生活のリズム、考え方のパターンなどが重なって起こるため、
心と生活の両面から整えることが大切です。

カウンセリングでは、
自分の気分の変化を理解し、
「波があっても自分を保てる方法」を一緒に探していきます。

調子の良い時・悪い時のどちらも含めて、
自分らしいリズムを取り戻すことが、安定した毎日への第一歩です。

認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店では、
気分の波と向き合うサポートを行いながら、
その人が自分らしいバランスで過ごせるようお手伝いしています。

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