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特定の場面や対象を前にすると、強い恐怖や不安を感じてしまう——。
「限局性不安症」と呼ばれる状態は、生活の中で少なくない方が経験するものです。
今回は、限局性不安症にお悩みの方へ向けて、認知行動療法(CBT)の視点を取り入れたカウンセリングについてご紹介します。

こんにちは。
認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店です。
私たちは、心の不調や不安に向き合う方々が、自分らしいペースで一歩ずつ進めるようサポートを行っています。
本日のテーマは「限局性不安症へのカウンセリング」です。


限局性不安症とは

限局性不安症とは、特定の対象や状況に対して強い恐怖や不安を感じ、その場面を避けるようになる状態を指します。
たとえば、

といった状況が挙げられます。

避けることで一時的には安心できますが、長期的には「怖いものは避けなければならない」という学習が強化され、
不安がより根深くなっていくことがあります。


認知行動療法(CBT)の視点からみる不安

認知行動療法では、不安そのものを「なくす」ことを目標にはしません。
むしろ、「不安とどう向き合い、行動を広げていくか」という視点を重視します。

たとえば、

といった考え方を土台に、カウンセリングでは一人ひとりに合った進め方を考えていきます。


カウンセリングの進め方

当センターでは、まず丁寧なヒアリングから始めます。
どんな場面で不安が起きるのか、どんな時に体が反応するのかなどを一緒に整理していきます。

その上で、認知行動療法に基づいた心理教育や、
安全に試せる場で少しずつ行動の練習を重ねるサポートを行い、
「不安があっても行動できる」方向へ支援します。

進行の一例

  1. 現在の困りごとや生活の影響を整理
  2. 不安が生じる場面・考え・身体反応を理解
  3. 不安があっても行動できる計画を立てる
  4. 小さな成功体験を積み重ね、自信を取り戻す

不安を感じやすい方は、「頭で分かっていても体がついてこない」と感じることが少なくありません。
そのため、感情・思考・行動のバランスを整える支援を大切にしています。


限局性不安症に見られる特徴的なパターン

限局性不安症といっても、その表れ方は人によってさまざまです。
たとえば、高い場所に立ったときに足がすくむ方もいれば、
同じ場面で胸がドキドキしたり、息がしづらくなったりする方もいます。
また、動物や乗り物、閉ざされた空間など、特定の状況を前にすると体が強く反応する場合もあります。

こうした反応は、体が危険を察知して身を守ろうとする自然な防御反応であり、
「おかしいこと」でも「弱いこと」でもありません。

カウンセリングでは、これらの反応を一緒に整理しながら、
不安を感じても落ち着いて過ごせる方法を見つけていきます。
呼吸を整えたり、体の力を少し抜いたりといった練習を重ねることで、
「不安があっても行動できる」感覚を育てていきます。


カウンセリングで大切にしていること

  1. 安心して話せる環境
     不安や怖さは人によって違い、恥ずかしさを伴うこともあります。
     評価や否定のない空間で、ゆっくりお話しいただけます。
  2. ペースに合わせた進行
     「急に克服しよう」と焦る必要はありません。
     その方の状況や体調に合わせて、一緒にペースを考えます。
  3. 再発防止ではなく“再挑戦支援”
     一度できるようになったことが再び怖くなっても大丈夫。
     繰り返し向き合う中で、柔軟に対応する力を育てていきます。

よくあるご質問(Q&A)

Q1. 限局性不安症は誰でも相談していいものですか?
A1. はい。医療機関に通っている方だけでなく、「少し気になる」「日常生活に支障を感じる」といった段階でもご相談いただけます。

Q2. カウンセリングはどのくらいの期間で効果が出ますか?
A2. 不安の内容や進め方によって異なります。数回で変化を感じる方もいれば、じっくり時間をかけて取り組む方もいます。大切なのは、焦らず自分のペースで進むことです。

Q3. どんなタイミングで相談すればいいですか?

A3. 「日常生活で避けている場面が増えてきた」「緊張で行動をためらうことがある」など、少しでも困りごとを感じた段階でご相談いただけます。

早い段階で気持ちを整理することで、無理なく向き合うきっかけを作ることができます。


カウンセリングを検討される方へ

不安を感じる場面を避けることは、一時的な安心をもたらしますが、
その裏側で「できること」が少しずつ狭まっていくこともあります。

限局性不安症に向き合うカウンセリングは、
「怖さをなくす」よりも、「怖さを持ったままでも行動できる自分になる」ためのサポートです。

もし東京品川で安心して相談できる場所を探している方は、
私たち認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店へお気軽にご相談ください。


ご予約・お問い合わせ

📍 認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店
住所:〒141-0031 東京都品川区西五反田2丁目14-10 五反田ハイム607号
アクセス:JR山手線 五反田駅 徒歩5分
営業時間:10:00〜20:00(完全予約制)

🔗 予約フォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform
💬 LINEでのお問い合わせ:https://lin.ee/26sKHRK8
🌐 Webサイト:https://tokyo.cbt-mental.co.jp/


まとめ

限局性不安症におけるカウンセリングは、「不安を消す」ことではなく、
「不安とともに生きる力を育てる」取り組みです。
認知行動療法の考え方を取り入れながら、自分の感情や身体反応を理解し、
怖さに振り回されない日常を取り戻していきましょう。

東京品川という地域で、皆さまが安心して心の相談ができる場として、
私たちは一人ひとりに寄り添いながらサポートを続けてまいります。

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