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認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
本日のテーマは、
「社交不安」
についてです。

「社交不安」「人前で話すことへの強い緊張」「会議・発言のしづらさ」などに悩まれる方は少なくないように思います。
社交不安は、生活のさまざまな場面で“負担の大きい緊張”につながりやすく、日常の動きに影響が出ることがあります。
本記事では、東京品川で受けられる社交不安へのカウンセリングとして、認知行動療法(CBT)の視点を中心にまとめます。


■ 社交不安は“性格の問題”ではありません

社交不安という言葉には、誤解が生まれやすい側面があります。
「自分が弱いからでは?」「気持ちの問題なのでは?」と考えてしまう方もおられますが、そうした見方だけでは整理しきれないことが多いです。

社交不安は、
・特定の場面
・その場面で浮かびやすい考え
・その場面で取りやすい行動
が組み合わさって強まりやすいという特徴があります。

つまり“性格”ではなく、
状況と受け取り方と行動が重なった結果として現れる反応
として整理するほうが実用的です。


■ 社交不安でよく見られる場面

社交不安と一言でまとめても、実際にはさまざまな事情があります。
例えば、次のような場面で負担が大きくなりやすいことがあります。

こうした場面は、
「相手にどう見られるだろう」
「変に思われるのでは」
などの考えが引き金になり、緊張が高まりやすくなります。

もちろん、人によって事情は大きく異なります。
たとえば──

● Aさん(例)

● Bさん(例)

● Cさん(例)

社交不安は“背景の違うひとりひとりの事情”が重なって生じるため、
その方の状況に合わせて整理していくことが重要になります。


■ 認知行動療法(CBT)では何を整理するのか

認知行動療法では、
①その場面で起きていること(状況)
②そのとき浮かぶ考え(受け取り方)
③その場面での行動
をていねいに分けていきます。

これら3つは互いに影響し合い、ひとつが変わると他も変化しやすくなります。
たとえば──

という流れが起きることがあります。

▼ CBTで行う整理の一例

このように整理していくと、
「何が負担を強め、何が負担を軽くするのか」
が少しずつ見えるようになってきます。


■ 行動面での取り組み:焦らず“段階”をふむ

社交不安の場合、急に本番に立ち向かうのではなく、
段階的に練習するほうが負荷が少なく取り組めます。

▼ よくあるステップ(例)

ひとつひとつはささやかなステップですが、
段階を踏むことで、負担の少ない形で“行動の経験”を積むことができます。

とくに社交不安では、
「避け続けることで不安が強まりやすい」
という特徴もあるため、
避ける以外の選択肢を増やすという視点が役立ちます。


■ 話が詰まっても、急かすことはありません

社交不安のご相談では、
「上手く話せるか不安で、相談に行くこと自体が緊張する」
というお声をいただくことがあります。

当センターでは、
・話が詰まっても急かさない
・言葉が出るまで待つ
・沈黙があっても不利にならない
・自分のペースで進められる
というスタンスを重視しています。

“無理に話そう”とするほど緊張が高まることがあります。
そのため、ご自身のペースを尊重しながら進めることがとても重要です。


■ どのくらいのペースで通うのか

社交不安の場合、
1〜3週に1回のペースで来談される方が多い印象です。
(※あくまで一般的な傾向であり、必ずこの通りではありません)

社交不安は
「場面」「受け取り方」「行動」
の3つを扱うため、
毎週必ず参加しないと整理できない、という性質のものではありません。

“状況の整理が進んでくる頃”に、
「なぜ不安が強くなるのかの仕組みがつかめてきた」
と感じられるケースもあります。

少し余裕が出てくると、
生活の中で小さな変化が生まれやすくなることもあります。


■ 相談される方の背景は本当にさまざまです

「周りはちゃんとできているのに、なぜ自分だけ…」
と感じる方がおられますが、事情はお一人おひとり異なります。

どのような背景であれ、
“状況を分解して整理すること”は誰にでも可能です。


■ Q&A

Q1. 話すのが苦手で、相談中に沈黙ができるのが怖いです。大丈夫でしょうか?

はい、問題ありません。
社交不安の方にとって、沈黙は負担を感じやすいものですが、
沈黙があっても不利になったり、印象が悪くなることはありません。
ペースはご自身で決められますので、安心していただければと思います。


Q2. 家族や職場に知られずに相談できますか?

当センターでは、プライバシーを大切にしています。
相談内容が外部に伝わることはありません。
職場や家族へ連絡が必要な場面があれば、必ずご本人と相談したうえで決めていきます。


Q3. 社交不安はどのくらいで変化を感じられますか?

人によって異なりますが、
状況の整理が進み始めると、
「どうして負担が強くなっていたのか」が少しずつつかめてくることがあります。
行動面での練習が増えると、
生活の中で“少し動きやすい瞬間”が生まれやすくなります。


■ 東京品川で社交不安のご相談をご希望の方へ

認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店では、
都心での対面・オンラインのいずれにも対応しています。
一対一で落ち着いて話せる空間で、
状況の整理や、動きやすさを取り戻すための支援を行っています。

【東京品川店のご案内】
認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店
〒141-0031
東京都品川区西五反田2丁目14-10 五反田ハイム607号
(JR山手線 五反田駅 徒歩5分)

営業時間
10:00〜20:00(完全予約制)

WEBサイト
https://tokyo.cbt-mental.co.jp/

LINE(相談・ご予約)
https://lin.ee/26sKHRK8

お申込フォーム(24時間受付)
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