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認知行動療法カウンセリングセンターでは、性犯罪加害者の再犯防止を目的としたカウンセリングを提供しています。今回は、痴漢や盗撮などの性犯罪加害者が再犯を防ぐために受けるカウンセリングの実際の手法について紹介します。

性犯罪再犯予防のためのカウンセリング

いわゆる反省させたり叱責をするといった指導的的な関りではありません。それらに一時的な抑止効果があったとしても、十分ではありません。再犯を予防するためには、再犯リスクを特定し、そのリスクに近づかないような対応策や、リスクに接近した場合の対処方法を考える必要があります。これからその流れについて簡単にご説明します。

①問題歴の聞き取り

まず、犯行前に存在していた問題やその経過を整理します。直接的な関連がなくても、自身が負担と感じてきた問題(人間関係の構築が難しい、怒りっぽい傾向がある、飲酒量の制御が難しいなど)があれば、それについてもお話を伺います。

どのように犯行が起きたのか細かく分析

犯行の条件を整理するために、犯行場所や計画の有無、衝動的な行動かどうか、準備物の有無、時間帯、当日の具体的な流れなどを把握し、認知と行動の連鎖を抑えます。同時に、犯行が発生しなかった場合の条件も確認します。これにより、環境、認知、行動の観点からリスク要因を明らかにします。

③対策の決定

犯行に影響している認知の整理、リスクを増大させる行動の抑制、問題とならない代替行動の検討、そして環境の調整を組み合わせて、再犯防止策を構築していきます。これらの内容は、痴漢や盗撮などの犯行の種類や個々のクライアントによって異なります。

長期的なアプローチ

犯行直後は、さまざまな要因により性加害行為が抑制されることがありますが、時間が経つにつれてその抑制が弱まり、再犯リスクが高まります。そのため、性犯罪再犯予防のためのカウンセリングには、数年にわたる長期的なサポートが不可欠です。

認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店では、性犯罪再犯予防のための認知行動療法を実施しております。

東京品川区のカウンセリングルーム | 認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店 (cbt-mental.co.jp)

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