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認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店の奥本と申します。今回は7月21日13時~16時半に弊社主催で開催しました「認知行動療法による令和型の不登校支援」の模様について、簡単にご紹介します。

令和型不登校とは?

研修ではまず令和型の不登校とはどういったものであるのかについて、講義が進められていきました。まず不登校の現状について、平成25年から令和4年度の間に、小学校では5.5倍、中学校では2.3倍も不登校が増加しているそうです。

上記の数字は増加した結果、令和4年度の不登校人数が、中学生では17人に1人。小学生では59人に1人となったものです。なお、平成25年には

では、平成25年からこんなに増加しているのは何故でしょうか?

実はこれは平成24年度には5割未満だったある数値が、平成25年度になって、6割以上、その後も平成27年には72%、そして令和3年には88.6%となっているある数値と関連しているかもしれないという事です。それについては、こちらではお伝えできませんが、それによる影響も受けながら、近年ではパンデミックによる影響も加えられた事もあり、このような数値に至っていると考えられるとの事です。

不登校を未然に防ぐには?

では、年々増加傾向にある不登校を防ぐ手立てはあるのでしょうか?

不登校の原因を探すのはとても大変な事だそうです。それは、不登校になった本人でさえもなぜ不登校になったのか、分からない事が多々あるからだそうです。

しかし、不登校になるかもしれないという予兆、リスクに気を付ける事は可能との事です。

ここでは、不登校を未然に防ぐためのリスク対策についても教えて頂きました。

まず、不登校の4大リスクとして

・過去に〇〇が多い時期がある

・家庭内に〇〇の〇〇あり

・〇〇の多さと〇〇続ける特性あり

・〇〇にかかわる〇〇の乱れあり

また、これらの4大リスクの他に小さないくつかのリスクが重なり合う事で、不登校に繋がっていくとの事のようです。

〇で隠された箇所も含めて、これらへの対策方法についても、研修内では詳しくお伝えしています。

不登校への支援

さて、ここからは実際に不登校になった方に対する支援の話になります。

不登校の子を支援する際、不登校の子の主訴は何だと思いますか?

実は不登校の子の主訴は不登校であるという事ではない事の方が多いとの事です。なぜなら、不登校で困っている訳ではない事の方が多いからです。何らかの困りごとを抱えていて、結果的に不登校に繋がったという事が大半となります。そのため、不登校を改善するという視点ではなく、不登校に繋がった困りごとを改善する事で結果的に不登校改善にも繋がります。こういった、不登校に繋がりやすい困りごとの事例も踏まえながら、現在不登校の子に対してどのように対応支援すると良いかについても詳しくお伝えしております。

また、不登校でよく使われる言葉である心のエネルギーについて、心のエネルギーが蓄積されるまで待つのではなく、計画的に蓄積されるようにするのが大切であるという事と、それについての具体的な方策についてもお伝えしております。

参加者様からの感想

また、ご参加頂いた参加者様からご感想を頂いておりますので、掲載許可を頂いているもののみをご紹介させて頂きます。

・Y様

現在進行形で支援に行き詰まっていたケースがあるのですが、本日のセミナーから支援の手がかりとなるヒントをたくさん得ることができ、改めて保護者さんと支援の方向性を話し合おうと思いました。また先生はとても分かりやすい言葉を使って説明をして下さり、それらは保護者の方への心理教育にもすぐに使えそうで、とても即戦力となる内容でした。

・O様

不登校支援についてのQ&Aセッションも大変有益でした。具体的な質問に対して、具体的な回答をいただけたことで、より現実的な支援方法を学ぶことができました。今回のセミナーで得た知識をもとに、今後の支援活動に役立てていきたいと思います。

・G様

セミナーで学んだことをさっそく現場に取り入れたいと思います。講師の先生が具体的な事例を交えながら説明してくださったので、とても理解しやすかったです。親御さんとのコミュニケーションにも役立ちそうなポイントが多く、今後の支援に大いに活かせると感じました。

認知行動療法による令和型の不登校支援

本研修につきましては、現在アーカイブ配信中で、8月22日までご覧頂く事が可能です。不登校支援についてご興味を持たれた方は、是非以下のPeatixよりチケットをお申し込みいただき、ご覧ください!

https://peatix.com/event/4046715/view

最後に

認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店では、不登校のカウンセリングもお受けしております。是非お気軽にご相談ください。

認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店

https://tokyo.cbt-mental.co.jp/

ーー著者プロフィールーー

奥本浩司

株式会社CBTメンタルサポート 取締役

心理カウンセリングオフィスFLIFE 代表

広島出身。広島国際大学臨床心理学科を卒業後、ALSOKで営業職を担当。その後、カナダのトロントにワーキングホリデーに行き。帰国後は大手建設企業の環境調整担当として従事。

2022年より、心理カウンセリングオフィスFLIFEの代表として個人事業主となる。京都と広島でのカウンセリングや、オンラインセミナーを提供。

また、その間に株式会社CBTメンタルサポートが運営しているオンラインコミュニティ「認知行動療法の学校」の運営スタッフとして協力。

2024年5月より株式会社CBTメンタルサポートの取締役に就任。

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