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こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店です。

職場や人間関係の中で、
「これを言ったらハラスメントと思われないだろうか」
「注意したいけど、相手を傷つけてしまうかもしれない」
と考えすぎてしまい、意見を伝えられなくなるご相談は少なくありません。

この状態は、単なる「気にしすぎ」ではなく、ハラスメントへの不安が強まる現代の環境の中で起きやすい心理反応です。

本記事では、認知行動療法(CBT)の視点から、


1. なぜ「ハラスメントが怖くて」言えなくなるのか?

意見が言えなくなる背景には、複数の要素が絡み合います。ここでは「ハラスメントに関連する不安」に焦点を当てて整理します。

1)「言う=危険」という学習が強化されている

近年、ハラスメントの概念が広がり、職場でも注意喚起が増えました。これは大切な流れですが、その一方で、

といった情報が積み重なることで、「意見を言うこと自体が危険」という感覚が強まることがあります。

2)「相手を不快にさせないように」が最優先になる

意見を言えない方は、相手の気持ちを想像できる優しさを持っている方も少なくありません。
しかし、その優しさが強いほど、

「相手が嫌な思いをしたらどうしよう」
「関係が壊れたらどうしよう」

という不安が上がり、結果として言葉が出にくくなります。

3)過去の経験から「言うと損をする」というパターンができている

例えば、過去に

などが続くと、「言う=悪い結果につながる」という学習が強化され、反射的に黙る行動が出やすくなります。


2. 認知行動療法で「伝えられなさ」の悪循環を分析する

認知行動療法では、「性格が悪い/弱い」ではなく、
考え・感情・身体・行動のつながり(悪循環)として整理します。

認知行動療法の基本モデル(4つの反応)

意見を言おうとした瞬間、以下が同時に起きやすくなります。

  1. 認知(考え)
     例:「これを言ったらハラスメントと言われるかも」「嫌われるかも」
  2. 気分・感情
     不安、恐怖、緊張、恥ずかしさ
  3. 身体反応
     動悸、喉が詰まる、頭が真っ白になる、身体が固まる
  4. 行動
     相手に合わせる、話題を変える、その場を避ける

いったんその場を避けると不安は下がるため、脳は「黙る=安全」と学習します。
しかし後から、
「また言えなかった」
「自分ばかり我慢している」
という後悔や自己否定が起こり、次回さらに言いにくくなります。
これが「伝えられなさ」の悪循環の一例です。


3. 不安が強いときに起きやすい考え方の偏り

ハラスメント不安が強いと、思考は安全側に偏りやすくなります。代表例は以下です。

ここで大切なのは、これらを“直すべき欠点”として扱わないことです。
不安が強い場面では誰にでも起こりうる反応で、整理の対象です。


4. 具体的なトレーニング:DESC法とコラム法

「言えない」を変えるには、


4-1. 相手を不快にさせにくい「DESC(デスク)法」

DESC法は、攻撃になりにくく、論点を整理して伝える方法です。

Describe(描写):客観的な事実のみ

Express(表現):自分の意見・気持ち

Suggest(提案):具体的な提案

Choose(選択):反応に応じた選択肢

DESC法のポイントは、
「事実」と「意見」を切り分けて、相手が受け取りやすい形に整えることです。


4-2. 感情を整理する「コラム法(思考記録表)」

ハラスメントが怖いときは、頭の中だけで考えるほど不安が大きくなります。
コラム法では、書き出して整理します。

不安をゼロにするのではなく、
現実に即したレベルまで下げて行動できる状態に近づけるのが目的です。


5. 今日からできるスモールステップ

コミュニケーションは「センス」ではなく「スキル」です。
小さな練習で上達します。


よくあるご質問(Q&A:3つ)

Q1. 意見を言うこと自体がハラスメントになるのが怖いです。どうすればいいですか?

意見を言うことそのものが直ちにハラスメントになるわけではありませんが、確かに「伝え方」や「関係性」「状況」によって誤解が生まれることはあります。
そのため、まずは

Q2. 伝えるときに緊張して頭が真っ白になります。これは治りますか?

多くの場合、緊張は「慣れ」と「準備」で下がります。
特に、言葉が出ない方は“本番で考えながら話す”負荷が高くなりやすいので、

Q3. 我慢しすぎて、あとで強い怒りや落ち込みが出ます。どう整理すればいいですか?

我慢が続くと、怒り・無力感・自己否定が溜まりやすくなります。
認知行動療法では、「我慢した場面」を振り返り、


まとめ

「ハラスメントになるのが怖くて意見が言えない」という悩みは、
現代の職場環境では起きやすく、決して珍しいものではありません。

認知行動療法では、

ことで、少しずつ「伝えられる状態」を作っていきます。


認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店のご案内(店舗紹介)

認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店では、
職場や対人関係における

といったお悩みを、認知行動療法の視点から整理し、
具体的な対処や練習を一緒に検討しています。

認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店
住所
〒141-0031
東京都品川区西五反田2丁目14-10 五反田ハイム607号室
(JR山手線 五反田駅 徒歩5分)

営業時間
10:00〜20:00(完全予約制)

WEBサイト
https://tokyo.cbt-mental.co.jp/

LINE(ご相談・ご予約)
https://lin.ee/26sKHRK8

お申込フォーム
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