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こんにちは、認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店のスタッフです。「自分の体から嫌な臭いがしているのではないか」と感じることはありませんか?このような不安を抱えていると、人と会うのが怖くなったり、外に出るのが億劫になったりすることがあります。この記事では、そのような気持ちを少しでも軽くするために、当カウンセリングセンターで行っているカウンセリングについてお伝えします。

自己臭が気になる理由はさまざま

自己臭に関する悩みは、人それぞれです。

たとえば、次のような場面で気になることがあるかもしれません。

・周りの人が咳払いや鼻をすすったとき

・人と近くで話すとき

・エレベーターや満員電車の中など、近距離で人と接する場面

こうした場面で「自分のせいで不快にさせているのではないか」と感じることがあるかもしれません。このような感覚は、一度気になり始めると繰り返し浮かんでしまうこともあります。

認知行動療法によるカウンセリング

当センターでは、自己臭に悩む方が日々をより楽に過ごせるよう、次のようなカウンセリングを行っています。

1. お話をじっくり伺います

まずは、どのような場面で気になるのか、日常生活でどんなことが困っているのかをじっくりお聞きします。「こんなことを相談してもいいのかな?」と思うような小さなことでも大丈夫です。どんな些細なことでも、安心してお話しください。

2. ご自身の感じ方を一緒に見直します

日常で「どうしてそう感じたのか」を一緒に振り返る時間を作ります。たとえば、「お店の店員さんが少し離れた気がして、臭いのせいかと思った」というエピソードがあれば、それが他の理由である可能性も含めて、別の視点を一緒に考えてみます。そうすることで、自分を責める気持ちが少しずつ和らぐことがあります。

3. 外出や人との関わりをサポートします

人との接触が気になる方には、具体的な場面を想定した準備や練習を行うことがあります。たとえば、「お店で商品を手に取る」「誰かと挨拶をする」といった日常の行動を練習することで、気持ちに余裕を持てる場面が増えるようお手伝いします。

4. できたことを一緒に確認します

「今日は少し長い時間、人と話せた」「外に出ることができた」など、小さな成功を一緒に確認していきます。自分自身の頑張りを確認することで、次の一歩につながります。

一人で抱え込まないでください

自己臭に悩む方は、自分を責めてしまうことが少なくありません。でも、その気持ちを一人で抱え込む必要はありません。私たちは、その悩みを丁寧に受け止め、少しでも心が軽くなるようなサポートを行っています。

最後に

自己臭に関する悩みを抱えていると、「こんなことで悩む自分がおかしいのではないか」と自分を責めてしまうことがあるかもしれません。しかし、決してそうではありません。同じように悩む方はたくさんいらっしゃいますし、その思いは一人で抱え込む必要はありません。

私たちは、その方のペースに合わせて、安心して日々を過ごせるようにサポートしていきます。「自分でもできるかもしれない」と少しでも感じたときには、ぜひ一度お話を聞かせてください。

認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店

https://tokyo.cbt-mental.co.jp/

——筆者情報——

岡村優希

株式会社CBTメンタルサポート 代表取締役

認知行動療法カウンセリングセンター代表

公認心理師、臨床心理士、認定行動療法士

個人事業主として私設カウンセリングルームの運営を経て、株式会社CBTメンタルサポートを創業し、メンタルヘルス支援者向けのサービス事業を展開している。主宰しているオンラインコミュニティ『認知行動療法の学校』の会員数は約400名。

さらに、カウンセリングルームを全国に5店舗運営しており、全国展開を目指している。

◆執筆書籍

「臨床心理学 〈123(第21巻第3号)〉 問いからはじまる面接構造論 「枠」と「設定」へのまなざし」金剛出版

「遠隔心理支援スキルガイド」 誠信書房

◆テレビ出演

読売テレビ「かんさい情報ネットten.」2024年7月4日

「あなたの味方!お役に立ちます」のコーナーに高所恐怖克服のための専門家として出演

◆雑誌掲載

「からだにいいこと」 2022年12月号、2023年2月号

◆近年の講演実績

2024年2月21日

広島大学医学部にて「セルフケアに役立つ認知行動療法入門」についての講師

2023年2月9日

NTT PARAVITA株式会社にて「認知行動療法」をテーマとした社内研修の講師

2022年7月6日

筑波大学医学医療系精神医学の勉強会で「パニック症の認知行動療法」についての講師

その他、学会発表多数

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