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こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店です。

当センターは、品川区五反田に拠点を置き、**認知行動療法(CBT)**に特化したカウンセリングを提供しています。今回は「パニック症(パニック障害)」について、首都圏での生活に即してわかりやすくご案内します。


パニック症とは?

パニック症は、突然生じる強いパニック発作を特徴とする心の不調です。

パニック発作の主な症状

発作は数分〜十数分程度でピークを迎え、多くの場合は自然に収まります。
しかし、この経験は非常に強烈で、**「また起きるのではないか」**という強い恐怖を残します。


予期不安と回避行動

パニック症で日常生活に支障をもたらす大きな要因が、予期不安です。

予期不安とは、「次にまたパニック発作が起こるのではないか」という強い不安が続く状態です。

その結果、

といった行動に結びつきます。

これらは短期的には安心感を与えますが、長期的には**「やっぱり危険だ」という思い込みを強め、予期不安と回避行動の悪循環**を作り出してしまいます。


認知行動療法(CBT)によるパニック症へのアプローチ

認知行動療法では、パニック症に対して 「発作そのものは危険ではないことを理解し、予期不安と回避行動の悪循環を断つ」 ことを重視します。以下のような流れで進められるのが一般的です。

アセスメント(初回)

心理教育(からだ×こころの理解)

認知(受け止め方)の検討

行動実験・段階的エクスポージャー(曝露)

安全行動の見直し

再発予防


よくあるご質問(Q&A)

Q1. 外出が難しいのですが、相談は可能ですか?
A. はい、オンラインで完結できます。パニック発作が強い時期でも、ご自宅から安全に始められます。

Q2. 電車やレジなど“抜けにくい場面”が怖いのですが、どのように対応するのですか?
A. まずはカウンセリングの中で、どのような場面でどんな不安が強いかを丁寧に整理(アセスメント)します。その上で、ご本人と相談しながら段階をつけた練習計画を立てていきます。最初から難しいことに取り組むのではなく、無理のない範囲で一歩ずつ進めることを大切にしています。

Q3. どのくらいで変化が分かりますか?
A. 個人差はありますが、週1回の面接+日々の小さな練習を重ねると、数週間で「避けていた場面に短時間なら挑戦できる」などの変化が見えやすくなります。継続によって予期不安と回避のサイクルが弱まっていきます。


ご予約・お問い合わせ(東京品川店)


まとめ

パニック症では、予期不安が続き、パニック発作を避けるために回避や安全行動が増えることで生活が狭まります。
CBTはこの悪循環を丁寧にほどき、改善を支えていく方法です。

通室が難しくてもオンラインで始められるので、まずはお気軽にご相談ください。

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