こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店です。

新しい職場への異動、学校での人間関係の変化、家庭内での大きな出来事…。私たちの生活は常に変化にさらされています。その変化に適応できず、心や体に不調が現れる状態を「適応障害」と呼びます。

「気分が沈んで仕事に行けない」
「不安や緊張で眠れない」
「人と会うのが怖くて外に出られない」

こうした症状は誰にでも起こり得るもので、決して特別な人だけの問題ではありません。放置すると症状が長期化し、うつ病などに移行することもあります。しかし、適切な支援を受けることで改善は十分可能です。

この記事では、

• 適応障害の基礎知識
  
• 主な症状
  
• うつ病との違い
  
• 改善に役立つ方法
  
• 認知行動療法（CBT）の実際
  

を東京品川でカウンセリングを探している方に向けて詳しく解説します。

適応障害とは

適応障害は、明確なストレス因子に対処できず、心理的・行動的な症状が現れる状態です。

発症のきっかけ例

• 環境の変化：転職、転校、引っ越し
  
• 人間関係のトラブル：職場や学校での摩擦、孤立
  
• 重大なライフイベント：離婚、家族の死、病気の診断
  
• ポジティブな出来事：結婚、昇進、出産など
  

ストレス要因がはっきりしており、そこから3か月以内に症状が出るのが特徴です。

適応障害の主な症状

心理的な症状

• 抑うつ気分（落ち込み、絶望感）
  
• 過度の不安や心配
  
• イライラや怒りやすさ
  

行動の変化

• 無断欠勤や不登校
  
• 人との交流を避ける（引きこもり）
  
• 衝動的な行動やトラブル行動
  

身体的な症状

• 不眠や過眠
  
• 食欲不振または過食
  
• 倦怠感、集中力の低下
  

これらの症状が生活や社会適応に大きな影響を与えます。

適応障害とうつ病の違い

症状は似ていますが、両者には重要な違いがあります。

• ストレス因子の有無
  
  • 適応障害：特定のストレス要因が明確に存在
    
  • うつ病：明確な原因がなくても発症することがある
    
• 症状の持続期間
  
  • 適応障害：ストレス源が軽減すれば比較的短期間で改善しやすい
    
  • うつ病：6か月以上続き、慢性化することが多い
    

正確な診断のためには、専門家による評価が欠かせません。

適応障害の改善法

1. 環境調整

適応障害はストレス因子が明確であることが多いため、まずはその環境を調整することが大切です。

• 職場での工夫：配置転換、勤務時間の調整、業務量の軽減などを上司や人事部門に相談する。
  
• 学校での配慮：教室環境の変更、課題の期限延長、登校ペースの調整。担任やスクールカウンセラーとの連携が有効。
  
• 家庭での支え：家族が役割を分担する、生活リズムを一緒に整える、安心できる居場所を作る。
  
• 社会的サポート：友人や同僚に状況を伝え、孤立を防ぐ。
  

環境の見直しによって、症状が大きく改善することもあります。

2. 認知行動療法（CBT）

CBTは、適応障害の改善に効果が高いとされる心理療法です。特徴は「現状を整理し、思考と行動のパターンを整える」点にあります。

• 整理する：ストレス場面・考え・感情・身体反応・行動を順に整理し、自分の反応を把握する。
  
• 認知の再検討：
  
  • 「自分はダメだ」→「今は落ち込んでいるだけで、できていることもある」
    
  • 「また失敗するに違いない」→「挑戦した経験自体が前進」
    
• 行動実験・段階的挑戦：小さな行動（例：朝5分の散歩）から始めて、成功体験を積み重ねる。
  
• スキル習得：呼吸法やマインドフルネスを取り入れ、不安や緊張に対処する力を高める。
  

当センターでは、クライエント一人ひとりの状況に合わせ、CBTを専門的に取り入れたカウンセリングを行っています。

3. セルフケアの実践

日常生活に取り入れやすい工夫を継続することで、回復と再発予防につながります。

• 生活リズムの安定：起床・就寝時間を一定に保つ。
  
• 適度な運動：ウォーキングやヨガなどを週に数回行う。
  
• 食生活の見直し：バランスの取れた食事を意識する。
  
• リラクゼーション：音楽や読書、趣味の時間を持ち、リフレッシュする。
  
• 人とのつながり：信頼できる人と気持ちを共有し、孤立を避ける。
  

セルフケアは小さなことでも積み重ねることが大切です。

東京品川でのカウンセリングのご案内

認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店では、適応障害に悩む方に向けた専門的なカウンセリングを提供しています。

特徴

• 認知行動療法（CBT）専門のカウンセラーが担当
  
• 対面・オンラインの両方に対応
  
• 完全予約制、プライバシーに配慮した環境
  

ご予約・お問い合わせ

• Webサイト：https://tokyo.cbt-mental.co.jp/
  
• 予約フォーム：https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform
  
• LINE：https://lin.ee/26sKHRK8

Q&A

Q1. 適応障害は自然に治ることもありますか？
A1. ストレス源が解消されれば改善する場合もありますが、そのままにしておくと長引くことがあります。早めに専門家に相談することをおすすめします。

Q2. 認知行動療法はどのくらいで効果が出ますか？
A2. 個人差はありますが、数回のセッションで変化を実感する方もいます。継続することで安定した改善が期待できます。

Q3. どんな人がカウンセリングを受けるとよいですか？
A3. 「気分が落ち込みやすい」「不安で学校や仕事に行けない」「人間関係のストレスでつらい」など、日常生活に支障を感じている方におすすめです。症状の強弱に関わらず、少しでも困りごとがあれば安心してご相談いただけます。

まとめ

適応障害は誰にでも起こり得る心の不調ですが、

• 環境調整でストレスを軽減する
  
• 認知行動療法（CBT）で思考と行動を整理する
  
• セルフケアを継続して再発を防ぐ
  

ことで改善を目指すことができます。

東京品川で適応障害にお悩みの方は、ぜひ当センターにご相談ください。
https://tokyo.cbt-mental.co.jp/