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認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店の奥本と申します。今回は食べ物の好き嫌いを克服するためのカウンセリングについて、先日収録し、7月21日より公開を開始したばかりのセミナーを元にお伝えします。

実録!認知行動療法~苦手な食べ物を克服する方法~

2024年7月21日より公開されました、「実録!認知行動療法~苦手な食べ物を克服する方法~」では、認知行動療法カウンセリングセンター代表の岡村が長年苦手としていたトマトを克服する姿を収録しております。

克服する為に用いたのは、認知行動療法で強迫症の片や不安症、恐怖症等で使われる事もあるエクスポージャーという方法です。

「食べ物が苦手」のメカニズム

味覚嫌悪学習というのを聞いたことがありますか?

例えば何か食べ物(なんでもいい)を食べた直後に腹痛、吐き気、嘔吐、苦味、えぐみ等の不快な反応が出現するという体験をしたとします。その体験はたった1回であっても強烈なインパクトを残してしまい、それ以降その食べ物を食べなくなってしまいます。

この味覚嫌悪学習は、たった1回だけの体験でなります。例えばよくあるのが、生牡蠣を食べて当たってしまって、それ以降食べられないという事があります。

私の場合は子供の頃、マシュマロを食べたあと嘔吐して以来、苦手になりました。

岡村の場合はトマトが苦手になったという事です。

苦手な食べ物への「エクスポージャー」

さて、今回苦手な食べ物を克服する為に用いるエクスポージャーについて簡単にご説明します。これは、普段であれば距離をとるような不快な感情や身体反応を感じる状況に積極的に自らをさらすことになります。

例えば高所恐怖の方はいつもは避けている高い所に敢えて行ってみるですとか、汚れが嫌いな人は敢えて汚れに触れてみるなどといった、一見荒療治に見えますが、そういった方法になります。

これは、不快な感覚という物は避ければ避けるほど苦手さをましていくので、逆に積極的に関わる事で慣れもするし、新たな体験というものを得やすくなるといった感じで、不安症や恐怖症に効果的な方法だと言われています。

しかし、これはどちらかと言えば恐怖とか不安に対して扱われるものになりますが、果たして嫌悪感と呼ばれるものにも効果があるのか?というが今回試されました。

実食する際のポイント

先述したようにエクスポージャーをするには積極的に嫌な感覚に触れなければいけません。

そのため、急いで飲み込んだり、息を止めたまま口に入れたり等は効果がありません。

実際に食べたり飲んだりする際は、口の中できちんと転がしてじっくりと味わい、香りも積極的に嗅ぐ必要があります。そうしてじっくり味わった後にはじめて飲み込みます。

ステップ①トマトジュース

ジョッキに並々入れられたトマトジュースを手に持つこと1分30秒。躊躇することの愚について説きながらも、なかなか飲み始めることができない岡村。延期したい思いとの葛藤もありましたが、遂に覚悟を決めてトマトジュースを口に運びました。

一口目をぎこちなく飲んだ岡村は「美味しいですね」と一言。心なしか表情は微妙な感じでしたが、飲みきるにはまだまだあります。

二口目を飲んだ際の感想は「ジュースだからか分からないが想像していたような嫌な感覚はなかった」とのこと。

そして三口目には「美味しくない」という本音が出ましたが、最終的には全部飲みきることに成功しました。

最後は独特の臭みに対して表情を歪めていましたが、トマトジュースの克服は成功です。

そして、本物のトマトへ

さて、次はいよいよ本物のトマトで試します。トマトジュースとは違い、生のトマトのため、より躊躇いや嫌な想像が浮かぶ岡村。特にトマト感が増すことへの苦手意識が強いと語るが、それをどのように克服するのか。

ここからの後半15分は、ぜひ本編でご覧いただければと思います。

本セミナーの内容は無料配信しており、全体で約30分の内容となっております。

以下のPeatixよりチケットをお申し込みいただき、是非ご覧ください!

https://peatix.com/event/4046130/view

最後に

認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店では、今回の様に食べ物の好き嫌いを克服するためのカウンセリングのような、何か苦手や嫌いなもの、怖いものを克服するためのカウンセリングも行っております。何か克服したいものがある方は、是非お気軽にご相談ください。

認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店

https://tokyo.cbt-mental.co.jp/

ーー著者プロフィールーー

奥本浩司

株式会社CBTメンタルサポート 取締役

心理カウンセリングオフィスFLIFE 代表

広島出身。広島国際大学臨床心理学科を卒業後、ALSOKで営業職を担当。その後、カナダのトロントにワーキングホリデーに行き。帰国後は大手建設企業の環境調整担当として従事。

2022年より、心理カウンセリングオフィスFLIFEの代表として個人事業主となる。京都と広島でのカウンセリングや、オンラインセミナーを提供。

また、その間に株式会社CBTメンタルサポートが運営しているオンラインコミュニティ「認知行動療法の学校」の運営スタッフとして協力。

2024年5月より株式会社CBTメンタルサポートの取締役に就任。

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