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本テーマをお届けする背景

認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店代表の岡村です。心理カウンセリングを専門に10年近く臨床活動を行ってきました。私が子どもの頃は今と異なり学校にスクールカウンセラーはおらず心理カウンセリングと関わる機会はまったくありませんでした。どちらかというと得体の知れない怪しい仕事だと警戒すらしていたかもしれません。

そんな私ですが学生時代、人間関係について悩み事を抱えていました。その時、このような悩みはどのように解決されるのだろうかとふと興味を抱き図書館に足を運びました。調べていくうちに教育、哲学、心理学の3つの学問に行きつきました。その中で最終的にしっくりきたのが心理学でした。人のこころについてさまざまな角度から検討されており、人間関係についての記載も沢山ありました。これまで漠然と考えてきたことの答えやヒントを得ることができ興奮しました。

気がつけば大学では臨床心理学部を専攻していました。勉強にまったく興味がなかった私ですが心理学だけはいくらでも学べるほどにハマってしまいました。勉強を通してこれまで得体の知れない心理カウンセリングという仕事が少しずつ明らかになってきました。逆に考えると大学で心理学を専攻していなければ心理カウンセリングに興味をもつことがなく今でも得体の知れない何かであったかもしれません。現在はスクールカウンセラーが小中学校に配置され、メンタルヘルスについての情報が以前よりも増えてきましたので当時よりも心理カウンセリングについて知っていただける機会は増えてきたかと思います。

ただ、実際どこで心理カウンセリングを受けることができるのか、そもそも心理カウンセリングとは何かについて学ぶ機会は限られていると思います。そこで今回は、心理カウンセリングには興味があるけれど詳細は分からないという方に向けた内容の記事を書くことにいたしました。

心理カウンセリングとは?

カウンセリングとは相談者の抱える問題や悩みに対して、専門的知識や経験に基づいた助言や相談を行うことです。カウンセリングにはさまざまな種類があり、例えば美容カウンセリングの場合は美容関連の問題や悩みについての相談になります。その中で、心理カウンセリングではこころの困りごとについて医師や心理士などの専門家が助言や相談を行います。「自分なんかの悩みでは心理カウンセリングを受けてはいけないのではないか」と思われる方もいるかもしれませんが、こころの困りごとに大小はありません。どのような悩みごとでも心理カウンセリングをうけることはできますので安心してご利用ください。

▼心理カウンセリングでよくご相談いただくこと

人間関係のこと家族、友人、恋人、先生、上司、同僚など
不安や恐怖感社交不安、醜形恐怖、嘔吐恐怖、分離不安、高所恐怖など
こころの困りごと抑うつ、強迫症、パニック症、トラウマ、摂食障害など

 

 

心理カウンセリングの種類

心理カウンセリングにはさまざまな種類があります。精神分析的心理療法、来談者中心療法、ブリーフセラピー、家族療法、認知行動療法、その他の療法など数多くの療法がありそれぞれに対象とする困りごとやアプローチが異なってきます。各療法の違いにつきましてはそれぞれ専門とするサイトや書籍などでご確認ください。本記事内でまとめることも考えたのですが、誤解を与えてしまう恐れがあるためあえて割愛させていただきます。

認知行動療法につきましてはこれまでに配信した弊社内記事もしくはHPをご参照ください。

「認知行動療法」についての詳細はこちらになります。

心理カウンセリングは、カウンセリング機関の面談室にて対面で行うことが多いです。ですが、最近ではオンラインシステムを用いてのオンラインカウンセリング、メールカウンセリング、LINEカウンセリングなどさまざまな方法を用いてカウンセリングが実施されるようになりました。今後はAIやメタバース空間を活用したカウンセリングも普及していくと考えられます。

心理カウンセリングはどこで受けられる?

心理カウンセリングを受けられる場所ですが、医療機関、公共機関、私設心理相談室、学校などの教育機関、福祉機関などさまざまな場所で受けることができます。機関によって専門性や予約の有無など細かい部分で異なる点もありますので確認が必要になります。公共機関などでカウンセリングを受ける際には県や国にカウンセリング料金を補助する関係で無料でご利用いただける場合もあります。

心理カウンセラーをネットで探す際のポイントについてですが、まずは資格に注目してみましょう。心理カウンセリング資格は星の数ほどありますが、その中でも国家資格でもある公認心理師や大学院で単位取得後に受験資格が得られる臨床心理士がオススメです。資格そのものがカウンセリング技術の優劣を決定するものではありませんが、最低限の知識があることの証明にはなります。続いてのポイントですが、ホームページなどであまり誇張した表現を記載していないことです。カウンセリングの効果はエビデンスがあるとされるものでも、受けないよりは受けた方が良いということが多く、カウンセリング以外の方法と比べて劇的な効果が期待されるものではありません。カウンセラーによる効果の違いもそれほどはありません。にも関わらず、改善率90%以上など誇大なことをいうサイトがあれば、少し注意をした方がいいかもしれません。野球で例えるなら平均打率.251の中で.900を謳っているようなものです。

次のポイントは学会などでの発表歴があるかどうかです。

どのような内容で発表しているか調べることでカウンセラーの専門性をある程度知ることができます。

心理カウンセリングの料金についてですが、地域やオンラインか対面かによって異なってきます。詳細はこちらをご確認ください。カウンセリング料金の全国平均は約6,600円になります。現状、心理カウンセリングは保険適用されていませんので実費による負担になります。カウンセリングの平均回数については各所で異なりますが、本機関では5〜10回ほどを目安にしております。

https://note.com/cbtup/n/n27b0a2bb883d

最後に

認知行動療法カウンセリングセンターでは、対面とオンラインでカウンセリングを受けて頂く事ができます。また、専門機関からの紹介割引制度もございます。詳細は以下のホームページよりご覧頂けます。いつでもご相談ください。

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認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店

https://tokyo.cbt-mental.co.jp

岡村優希

株式会社CBTメンタルサポート 代表取締役

認知行動療法カウンセリングセンター代表

公認心理師、臨床心理士、認定行動療法士

個人事業主として私設カウンセリングルームの運営を経て、株式会社CBTメンタルサポートを創業し、メンタルヘルス支援者向けのサービス事業を展開している。主宰しているオンラインコミュニティ『認知行動療法の学校』の会員数は約400名。

さらに、カウンセリングルームを全国に5店舗運営しており、全国展開を目指している。

◆執筆書籍

「臨床心理学 〈123(第21巻第3号)〉 問いからはじまる面接構造論 「枠」と「設定」へのまなざし」

金剛出版

「遠隔心理支援スキルガイド」 誠信書房

◆雑誌掲載

「からだにいいこと」 2022年12月号、2023年2月号

◆近年の講演実績

2024年2月21日

広島大学医学部にて「セルフケアに役立つ認知行動療法入門」についての講師

2023年2月9日

NTT PARAVITA株式会社にて「認知行動療法」をテーマとした社内研修の講師

2022年7月6日

筑波大学医学医療系精神医学の勉強会で「パニック症の認知行動療法」についての講師

その他、学会発表多数

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